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市民から要望相次ぎ出店決める
- 2016/12/20
- 香港
”一蘭”
豚骨ラーメンの一蘭(福岡県福岡市)は、2013年に一号店、15年に二号店を出した。今期の累積売り上げは、これまでのところ初年度の2.1倍、前年比15%増で推移する。
3年前に出店を決めたのは、香港市民から出店を求める要望が届いたからだ。きっかけは日本に観光で訪れた時に一蘭のラーメンを食べた人が、SNSに投稿したことだった。すぐに日本の各店で香港人の来店が急増した。そのため、「出店前からある程度知名度があった」と、広報担当は話している。
このような経緯で開店したこともあり、味やサービスは日本で出しているものと一切変えていない。ただ、価格は日本から運ぶ材料があるため、レギュラーメニューが89HKDと少し高めの設定にしている。来店者の大半は香港人だが、男女比6:4、中心年齢層20~30代という顧客属性は日本とほぼ同じだということだ。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。