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映像関係者の心 箱馬職人が鷲づかむ
- 2016/11/30
撮影や舞台などの現場で、足場の高さを調整するための「箱馬」を、専門に作る職人がいる。匠の箱馬は、箱の角にヤスリをかける「面取り」をしているため、手に持ったときの感触が心地よい。
平川真司さん(40)は元舞台俳優出身。アルバイトで撮影スタッフとして現場にいた時に、箱馬を作ってほしいと言われたのがきっかけだ。映像技術の展示会、Inter BEEへの出展も今年で3回目となる。「現場で働くスタッフの方たちが、面白がって足を止めてくれます」と平川社長。結婚式の引き出物としてのし紙をつけたものがよく売れるそうだ。8K放送技術やドローンの横で板にヤスリをかける匠の仕事に、業界関係者はほっと一息をついていた。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。