【集まるブース】段ボール製造に隠されたエコ

▲会社の原点である段ボールをアピールしたブースの制作費は2000万円弱

段ボール製造に隠されたエコ

98%が古紙からできている

日本で初めて段ボールをつくったレンゴー(大阪市)の段ボールは、材料の98%が古紙でできている。また、社内で使用する日中の電力は太陽光で発電した電気を使い、日本で製造される段ボールの1割強を生産する同社の大規模工場では、解体した住宅から出る廃材チップをエネルギー源にしている。

そんな環境への取り組みと、会社の原点である段ボールをアピールしようとしてできたのがこのブースだ。
もちろん、「インスタ映え」も狙いの一つ。例年は城をダンボールで造るなど別のものをモチーフにしてきたが、今回は20小間の敷地に巨大な段ボール箱をそのままイメージしたブースを造った。
ブースデザインは乃村工藝社、かかった費用は2000万円弱だ。

ちなみに、少子化問題への取り組みも積極的に行っている。出産祝い金を第一子2万円、第二子5万円、第三子以降は、一人につき100万円支給する。制度が始まった2006年以降、第三子以上を授かった社員は一気に3倍に増えた。
「人口減=パッケージの需要減ですから」(後藤光行広報部長)

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