長谷川遼平のイベント取材日記(29)

展示会産業は未だ創業期

今年1月5日に56歳で独立したというOne&Only Exhibitions(東京都新宿区)の福田悟社長とお会いした。
前職はコングレのグループ会社スペースメディアジャパンの出展営業。さらに経歴をひもとくと、30年ほど前にはリードエグジビションジャパン(同)に在籍していたという。
リード社の設立は1986年8月。30年前となると、まさに創業期となる。

福田社長いわく、当時のリード社は20名ほど。今と変わらず営業力の強い会社で、当時から海外の展示会などに積極的に参加しながら、ノウハウをため込んでいったのだとか。
当時福田社長が営業マンとして出展募集に努めていたというのが、1988年に開始した「国際メガネ展」だったそうだ。今も同展は続いており、昨年開催時には370社が出展。

大手メガネメーカーなどが多数出展する一大展示会へと成長するとは、当時は思っていなかったのではなかろうか。金融、不動産、マスコミなどさまざまな業界がある中で、展示会産業は圧倒的に若くて小さい。
規模を拡大させ続ける様子を間近に見ながら、いまの主催者こそ業界の先駆者なのだとあらためて感じた。


p1050331 国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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