【集まるブース】建築家・隈研吾が設計

  • 2018/2/10

▲新国立競技場を設計する隈氏の設計料も含めて、総制作費は500万円だった

【集まるブース】建築家・隈研吾が設計

半導体部品メーカーのアドバンテック(愛媛県西条市)は、「SEMICONJapan2017」で、過疎化が進む西条市のまちづくり「糸プロジェクト」の概要を展示した。

キーワードは「エネルギー」「テクノロジー」「グリーンインフラ」「食」「建築」。ホテルやマルシェなどがある商業地区、戸建て住宅で形成される住宅地区で構成される6万6500㎡の開発は2020年の完成を目指している。

注目を集めるのは、コンペで選出された若手建築家9人による、9区画90棟の住宅地区だ。総合ディレクターを務めるのは、新国立競技場を設計した建築家の隈研吾氏。今回のブース設計も隈氏によるものだが、展示会ブースの設計は初めての経験だったという。

ブースには「角棒」と「平板」の2種類の材料しか用いていない。縦横に組み合わせ最小限のビスしか使っていない。総制作費は8小間で約500万円。ここに隈氏への設計料も含まれている。サステナブル事業部の香坂知佑さん(25歳)は「去年までと異なり、ブース自体に興味を持ってくる人が増えて対応に追われた」と話した。

スタッフは愛媛本社から10名、東京本社と関東エリアの支店から10名の計20名を集めた。ブース内に説明員として10名、展示会場を回って営業活動をするスタッフ10名を入れ替えつつ臨む予定だったが、想定以上のブース来場者があったため、営業人員もブースのフォローに回り対応した。

 

 

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