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電車をイメージ VS ホームをイメージ 【集まるブース特集】
- 2018/1/10
▲前回は壁面と展示パネルだけのブースだったが、今回はデザイン案を突き詰めて制作した
電車をイメージ
車両用トイレをアピール 製作費は200万円
輸送用機械器具メーカーの五光製作所(東京都目黒区)は、電車の車両をイメージしたブースを作り、2度目となる鉄道技術展に出展した。前回は壁面と展示物だけで構成されたシンプルなブースで臨んだが、「素っ気ない」という声が社内外から集まったことから、担当の田中誠課長は趣向を凝らした展示を心がけた。
ブース制作費は200万円で、前回と同じデザイン会社に相談をして、根本から考え直した。展示した商品は、鉄道、バス、船舶に使われる真空式トイレだ。ドイツの真空システムを用い、限られたスペースで節水の仕組みを取り入れ、「臭い・汚い・苦しい」というイメージが強い乗り物のトイレに比べ快適な環境をつくり出している。
「乗り物で青い水が出るトイレはタンクのなかで水を循環させているもの。真空トイレは、きれいな水で流せる」(田中課長)
ホームをイメージ
鉄道関連商材を網羅
▲鉄道関連の製品をPRするためにブース全体を駅のようなイメージで統一した
産業機器販売のサンワテクノス(東京都中央区)は、上限予算を100万円と決めて鉄道技術展のブースを発注した。
コーポレートカラーである緑を基調に、鉄道関連の製品をPRするためにブース全体を駅のようなイメージで統一した。
「期待以上のブースになったので、業者の方は大変だったかもしれない」(戸苅康子課長)鉄道関連事業の顧客獲得を狙い前回に続き2回目の出展となった。
営業目標値は「名刺交換+しっかり話し込めた人数300名」だったが、3日目の午前中にクリアした。
「イベント直後の商談は10件弱。将来的に顧客の要望に沿うものを提供できればいい。会社の認知度を上げるのも目的」(戸苅課長)。展示会には定期的に出展しており、今年は機械要素技術展、設計・製造ソリューション展、名古屋ものづくりワールドにも出展した。
今回は複数の事業部にまたがる商材から案内板やドアの開閉装置など鉄道関連に用いられるものを選んだ。