長谷川遼平のイベント取材日記(29)

 
  • 2018/1/10

アニメ産業、ばくちに似たり

 「アニメ産業はばくちみたいなものですね」と冗談半分で口にしたら、「おっしゃる通り」と真面目な顔で返された。(一社)日本動画協会(東京都千代田区)の石川直樹事務局次長である。

 テレビ放映用のアニメを作ろうと思った場合、制作費用は2億5000万円なのだという。かつてはテレビ局が放送枠を提供してくれたというが、今では制作側が1クール分の枠を買いきらなければいけない。さらに、年間300本は作られる作品の中で、ヒットして制作資金を回収できるのは年に数本しかない。そのため、関連グッズや主題歌などで稼ごうと制作時点からアニメ以外の関連ビジネスにも手を伸ばそうとする。大金をかけて1割に満たない打率でホームランを狙う。それでも、ヒットが出ればすべてカバーできるほどにもうかるというのだから、やはりばくちとしか言いようがない。

 「クレヨンしんちゃん」の25周年を記念して、埼玉県春日部市でイトーヨーカドーなどがイベントを開催した。このイベントのために海外から訪れるファンもいたという。ヒットすると25年たっても人を集めるとは、恐るべきコンテンツである。


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イトーヨーカドー春日部店 「クレヨンしんちゃん」のファン集う

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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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