―会場立ち話―ガラス繊維で作った耐震天井材

  • 2017/9/26

▲マクライフ(岡山県津山市)岩野哲也氏(36)

東日本大震災を機に、軽くて丈夫な天井を作ろうと開発された「ファイバーシート天井」はガラス繊維で作られた天井用の建築材料だ。耐熱性、不燃性、耐久性に優れ、柔らかく扱いやすいのが特徴。専用の器具で簡単に設置できるため、建物の構造に手を入れずとも幅広い建物の耐震性を高めるのに役立つ。

マクライフ(岡山県津山市)が商品を開発してから3年余りで、10件の工事を受注し、そのうち1件は展示会場で受注した。主な顧客は公共施設などの設計を請け負う設計事務所や建築会社。耐震工事で採用されることが多い。これまで地元の学校で採用されてきた。

「よい仕事おこしフェア」では、シートを用いて、さらに安全性の高い建築物を共につくるいった提携の提案が複数社からあった。会場でも展示ブースにファイーバーシート天井を張った。「実物に触り品質を実感してもらいたい。そのために、展示会は貴重な機会」(岩野哲也さん)

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