スポーツ用品展で印刷機を出展 ~展示会場 直送便~

▲ポリ・テープ・ジャパン(東京都墨田区) 佐々木豊取締役

ユニフォーム需要狙う独メーカー

フィットネスマシンや測定器など、スポーツ用品が立ち並ぶスポーツ・フィットネス関連の専門展示会「SPORTEC (スポルテック)」の会場。その一角で、大きな印刷機械を展示しているのがポリ・テープ・ジャパン(東京都墨田区)だ。ブース内にはカラフルにプリントされたスポーツウエアが並べてある。そのスポーツウエアのロゴの粘着シートを提供しているのが同社というわけだ。ドイツが本社の、世界83カ国以上に工業用粘着テープなどを供給するメーカーだという。

SPORTECには初出展だという。今回出品したのは、2017年秋の新製品となる粘着シート「ポリ・フレックス スリーエス・ターボ」だ。通常のシートであれば、160度で17秒程度の圧着でプリントするところ、この商品は、130度という低温度で5秒間圧着するだけで、ポリ100%の素材でもコテ跡を残さずにプリントできる。
また、UVカットも施されており、色あせず、シワにならないため、オリジナルユニフォームの需要が見込まれるスポーツ関係、小売店、スポーツ協会、スポーツクラブなどの顧客開拓を狙うという。原材料も、繊維製品の安心・安全の証しである「エコ・テックス スタンダード100クラス1」の認証を取得している。

「ファッションやサイン関係の展示会にはよく出展しているが、ずっと同じ展示会ばかり出展していると、同じタイプのお客さんとしか出会えなくなる。そういう意味では今回出会う顧客は少し視点も違って、とても新鮮。また、出展企業の方とのコンタクトもかなり有効で、出展して本当に良かった」(佐々木豊氏)

あくまでメーカーの立場なので、実際にユニフォームを製作するのは、専門業者である。それでも商品・素材の違いを来場者に納得してもらうことで、ブランドの信頼性をアピールする。同じロゴが違うシートでプリントされ、一目で品質の違いがわかるよう工夫されたサンプルウエアを展示するなど、工夫を凝らした。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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