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記者の目(12)
- 2017/8/25
スルメイカが高騰している。昨年は30年ぶりの大不漁、価格は前年から90割高となり、今も落ち着く様子はない。当然輸入が増えている。とはいえ、「なら、タコで」とはならない。最近、MICEという言葉に対する違和感がふくらみ続けている。国際会議と展示会を一つにくくる感覚になじめない。どちらもお互いの代わりにならないし、必要な準備や、もたらされる成果が異なるはずだ。イカソーメンとタコブツをまとめる言葉があったとしても、全国の厨房で怒声が増えるだけだと思うのだが。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。