「目が悪い人」以外の売り先を求めて @国際モダンホスピタルショウ

 
  • 2017/8/10
▲『JINS MEME』には、センサーが搭載されており、まばたきの回数などを測定する

ヘルスケア・医療領域で好感触 眼鏡のJINS(ジンズ)

 「眼鏡は視力が悪い人のための、視力矯正用の商品。しかし、それ以外の用途を提案したい」

 そう語るのは、眼鏡販売のJINS(ジンズ・東京都千代田区)の只野智昭さんだ。2015年に販売を開始したセンサー搭載型眼鏡「JINS MEME(ミーム)」の開発に携わっている。

 MEMEはフレームに特殊なセンサーが取り付けられた眼鏡だ。まばたきの回数や速さを測定するほか、頭部の位置を測って体幹を整えることができる。

 現在一部の店舗で一般消費者に向けて販売をおこなっているが、フィットネスクラブなどの企業が購入するケースが増加しているという。12~14日には「国際モダンホスピタルショウ」にも出展しており、企業向けにPRを強めている。

 MEMEの開発がはじまったのは5年ほど前のこと。医療・ヘルスケア分野で販売するための商品として開発されたわけではなかった。

 「まばたきを測定することで眠気や集中力を測ることができる。たとえば、ドライバーの事故防止や、企業の働き方改革を支援するツールとしても活用できる」と只野さんは語る。

▲JINS(東京都千代田区)只野 知昭さん

 こうした商品の開発に取り組む理由は、従来の眼鏡の購入層以外に向けて市場を広げることにある。日本で視力矯正用眼鏡を購入する人は約6000万人といわれている。それ以外の層に向けて眼鏡を購入させる商品を作ることが重要だと只野さんは語る。

 「数年前にパソコンのブルーライトをカットして視力低下を防ぐ『JINS SCREEN』という眼鏡を販売しました。あれもMEMEと同じ狙いで、視力矯正以外の用途で眼鏡を購入させるための商品でした」

 JINS SCREENは累計販売本数700万本を突破するヒット商品となった。MEMEも同じ市場開拓を担う商品。そのヒット領域がどこになるのか、まだ分からない。

 「最終的には一般消費者がMEMEを店舗で購入してくれるようになってほしい。機会があればこうした展示会に出展し、さまざまな業界で反応を探りたい」


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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