独メッセF 新規イベントで業績拡大へ

セキュリティ関連に注力

国際見本市の企画・運営を行うメッセフランクフルト(独フランクフルト)グループは13日、2017年通期の売上高が約835億円にのぼるとの見通しを明らかにした。同社が強みを持つテクノロジー・産業技術分野のうちセキュリティ関連の見本市を強化し、事業拡大を図る。

16年の売り上げは約833億円で最高売上高を記録した15年時と同水準となった。純利益は約64億円で、過去最高だった。ドイツ国外の売り上げは全体の38%となる約319億円にのぼった。グループ全体では417本の見本市・カンファレンスを開催し4200万人が参加。そのうち見本市の来場者は3500万人だった。

新規イベントの開催も奏功している。昨年にはミュージックフェスティバル「ムジークメッセフェスティバル」や自動車産業のカンファレンス「コネクテッド・モビリティ・ロードショー」などを初開催し、世界各国から注目を集めた。

18年には、隔年開催している国際照明・ビルオートメーションの専門展「ライトアンドビルディング」の会期中に、街中をライトアップするイベント「ルミナーレ」を開催する予定。同社がこれまで展開してきた既存の見本市やカンファレンスのブランド力を強みに、新規イベントを展開する。

同社のヴォルフガング・マルツィン社長は、コントも成長戦略のための先行投資を続けていくとコメントした。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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