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苫小牧市 IR開発案を募集
- 2017/8/10
- 北海道
▲21日に東京で行われた説明会には、国内外から80人が参加した
カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を目指す北海道苫小牧市が、IR運営事業者向けに開発プランの募集を呼びかけている。21日に、東京で開催した説明会には12の海外事業者をはじめ、国内外から80人が参加した。提出期限は9月22日と発表された。
市の担当者は「提案内容はあくまで調査目的で使用するもの。実際のIR企画を募集しているわけではない」と話したが、提出した事業者に対しては、IR実施法案が成立した後に行われる事業者選定の際に、一定の評価点を与える可能性を示した。市としては、企画案を提出させることで各運営会社の進出意欲を図りたい考えだ。
苫小牧がIR誘致を目指す背景には観光業をモノづくりと並ぶ新たな産業に育て、雇用創出につなげたい考えがある。また、地元産業への発注が増加することによる経済の活性化も狙う。苫小牧から飛行機で会場に駆けつけたニシムラ塗装(苫小牧市)の西村知行社長は、「提出の手順に関わる話が中心で、提案内容に盛り込むべき内容など具体的なことは聞けなかった」と話した。
会場には、投資先を探す投資ファンドや証券会社、運営会社との連携を目指すデベロッパーや建設会社の姿もあった。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。