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苫小牧 IR事業者の意向調査実施
- 2017/7/25
- 北海道
21日に東京で説明会
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に取り組む北海道苫小牧市が、IR運営事業者を対象に、苫小牧での事業意欲を問う意向調査を実施する。21日に、東京都内で事業者を集めた説明会を行い、10月をめどに苫小牧でのIR事業について、提案を求める方針だ。
説明会には海外のIR事業者5、6社が参加希望を寄せている。これまで、苫小牧には北米やマカオなどから運営会社が10社程度視察に訪れている。説明会に参加する企業には、まだ視察に訪れていないところもあるようだ。日本企業の参加申請は無いという。
事業プランを提出させる目的は、各社の苫小牧における事業意欲がどの程度のものかを調査するためだ。そのため、「その後の開発プランとして採用されるわけではない」と国際リゾート戦略室の成田晃氏は話した。10月以降のスケジュールについては国の推進会議の動向を見ながら決めていくため、今のところ未定だという。
苫小牧ではIR誘致の候補地として市内に2カ所の候補地が挙がっている。森林地帯の植苗地区は、1000ヘクタール以上の敷地がある。工業団地の苫東地区は100ヘクタールで、どちらも新千歳空港まで車で20分程度の距離だ。市としては、空港から近い立地により、北海道全体に波及するインバウンド誘致効果をアピールしていきたい考えだ。
7月7日から市民向けにIRに関するセミナーを実施し、理解を得ていく。今期中に10回程度の開催を予定している。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。