ファンの貢献度を見える化する 広告効果を測り直す人の視点 メディアは今②

 
  • 2017/7/10

 ウェブに投稿した動画を見た視聴者の投票で、ランキング上位者だけが立つ舞台をイベントにした「モテワンコンテスト」を企画したboost(東京都港区)の辻幸範社長は、広告出稿主がタレントに費やした広告効果を売り上げで判断できる仕組みを作ると話す。

boost株式会社(東京都港区) 辻 幸範 社長

広告効果を測り直す人の視点から

 面白くて、固定ファンもいるのに、ご飯が食べられない芸人さんがいますよね。そういう人が、正しく評価されてお金を稼げる仕組みを作りたいんです。そのためには企業が広告を出すときに、その芸人にいくら投資すると、どれくらいの売り上げを生み出すかが、わかればいいのです。「モテワンコンテスト」のウェブサイトでそれを実現するために、タレントと広告を出稿したい企業を直接つなぐ仕組みを来年あたりに完成させます。

▲幕張メッセで開催された「モテワンコンテスト」の様子

 今年は、その前段階としてタレントのファンがどれくらいの購買力を持っているかわかるようにします。僕は、タレントに対するファンの貢献度を見える化すると言っています。例えば、タレントAさんを応援するファンは、毎日「モテワン」のウェブサイトにログインして、Aさんの動画に『いいね』をしなければなりません。その時、Aさんの動画の前に流れる動画を最後まで見ると10回分の『いいね』の権利が与えられるとします。ファンが毎日その広告を見てAさんの動画を『いいね』すると、時間を投資したAさんに対するファンの貢献度が図れますよね。

 ユーチューブ広告は今全盛期ですから、ユーチューバーも億を稼ぐ人がいます。しかし、いつまでこれが続くのかというと、ユーチューバー自身も長くないと思っている人が大半だと思います。不安の原因は広告効果がよくわからないからです。動画を見た人数は一応数えられますが、それが果たして見せたと言えるものなのか、視界に触れただけかもしれないわけです。ユーチューブに確実な広告効果があるのであれば、どこかでその分の新しい売り上げが立っているはずですが、そういう話をなかなか聞かないんですよね。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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