技術・アイデアで来場者に売り込み②

  • 2017/6/26

▲ブース内に「ならは」の模型を展示。リサイクル技術の高さをアピール

災害廃棄物を建築資材に新処理施設「ならは」開業

産業廃棄物の中間処理施設の運営を行う恵和興業(宮城県仙台市)は5月9日、福島県双葉郡に新たな処理場「ケイワ・ゼロエミプラントならは」を開設した。震災の災害廃棄物を資材に変える処理を行う施設で、復興工事に役立てる。既に500万トン以上の産業廃棄物の受け入れが決まっているといい、施設のPRを目的に展示会に出展した。

「ならは」の場所は福島第一原発から約20㎞。被災地は復興作業に追われており、人手と費用が枯渇している状態が続く。同社は産業廃棄物を再資源化する独自技術の開発を行っており、自社の技術を復興に役立てたいと新施設をオープンさせた。

同社の吉田洋平氏は「これまで建設現場における混合廃棄物のリサイクル率は60%だった。今では80%に引き上げられたが、当社の技術を用いて社会全体における廃棄物排出量をゼロにしたい」と語る。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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