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イベント救う快適トイレ【瑞穂】
- 2016/11/11
トラック荷台でそのまま持ち運びが可能
大型トラック用荷台製造大手の瑞穂(愛知県豊橋市)が、トラックで運搬できる仮設式のトイレユニットを開発した。1ユニットで最大8室の個室トイレを用意できる。料金は380万円だ。これまでに、工場や産廃施設などで導入が相次いでいる。
開発のコンセプトは「女性が使いやすい清潔なトイレ」だ。プレハブの仮設トイレと異なり1個室9㎡という広さを確保していることが特徴だ。これは、国土交通省が掲げる「快適トイレ」の基準を満たしたものとなっている。シャワーブースと組み合わせたものや、車椅子のまま個室に入ることができるバリアフリートイレタイプも用意する。バリアフリータイプは、過去の障害者向け製品の展示会において、期間レンタルされた事例もあることから、パラリンピックに向けて需要の拡大が見込まれる。
年内にレンタルも開始する。ホームページで以前から告知していたため、スポーツや音楽イベントの主催者から期間限定のレンタル要望が多く届いていた。レンタルをする際は地域の清掃会社と組んで、清掃員を帯同させて貸し出す予定だ。今年5月に自社工場で安定供給する体制が整い、量産が可能になった。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。