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IAPCO総会 25年ぶり日本開催
- 2017/5/25
- コングレ
▲年次総会の日本開催を仕掛けたコングレの紫冨田薫常務
会議の専門家 世界から
会議・学会等を運営する企業、PCO(Professional Congress Organaization)の国際的組織IAPCOが、年次総会を2018年2月7~10日に東京で開催する。日本での開催は25年ぶり2度目だ。
各国で大規模会議の運営を任される41カ国120社のPCOから役員クラスが集まるため、会議招致に積極的な都市の担当者のロビー活動も活発に行われる。会議の終了に合わせて、会議参加メンバーを国内の都市が招致するFamTrip(ファムトリップ)も企画され、札幌、仙台、広島、沖縄の各都市が手を挙げている。
日本開催にあたっては、IAPCOに加盟する国内PCO各社や日本政府観光局が誘致に向けて活動をしてきた。IAPCOに理事を派遣し、今回ホスト企業を務めるコングレ(東京都千代田区)の紫冨田薫常務は、「会議参加メンバーは、国際会議の開催候補地を探す任務を負う人も多く、MICE都市が地元をアピールするべき相手だ」と話している。
Fam Trip(ファムトリップ)
Familialization tripの略で、「下見招待旅行」とも訳される。展示会、会議などの施設保有者が、それらの主催者として会場の選定業に関わるメンバーを招待して、地域の特性やメリットを伝える。会議の誘致やインバウンド集客における有効策として、用いられることが多い。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。