展示面積ゼロの危機 東京ビッグサイト仮設展示場

 
  • 2017/5/10

 東京オリンピック・パラリンピックの開催・準備期間中に設置される東京ビッグサイトの仮設展示場について、2020年4~11月にイベント開催のための利用ができるか、決まっていないことが分かった。都の担当者は、オリンピック・パラリンピック開催中および前後一定期間にわたって仮設展示場が利用できなくなる可能性があるとしており、期間中にビッグサイト・仮設展示場の双方で展示面積がゼロになる可能性も浮上してきた。

26日に主催者向け説明会

 東京都産業労働局商工部の伏見充明さんによると、仮設展示場が利用できなくなる可能性が高いのはオリンピック・パラリンピック開催期間中である7~9月の間だという。組織委との協議では、同期間に加えて前後一定期間にわたって影響を受ける可能性があるというが、詳細は決まっていない。

 利用を制限する要因は、ビッグサイトが五輪のメディア会場となるため、近隣で多数の人が出入りするイベントの開催についてセキュリティ上の問題があることだという。ビッグサイトが建設を予定している西側拡張棟も、同じ理由から20年4~10月は利用できない。

 伏見課長は「4~11月の全期間で利用ができないと決まったわけではない。セキュリティ上の問題から一定期間影響を受けると思われるが、それがどれくらいになるかは、まだわからない」とコメントした。

▲東京都産業労働局商工部 伏見 充明さん

 仮設展示場を巡っては、都が16年11月10日に、施設の設置期間を当初の「20年3月まで」から「11月まで」に延長すると発表していた。だが、延長期間中にイベント開催のための利用ができるかについては明言しておらず、展示会主催者らは延長期間も利用できると認識していた。

 都は26日にビッグサイトで、仮設展示場を含む会場の利用制限について説明会を実施する。ビッグサイトの福塚英雄課長によると、6日に主催者に対してメール・郵送で案内を送っているという。

 東京オリンピック・パラリンピックは7月24日~9月6日まで開催される。準備期間も含めた19年4月~20年11月の20カ月間は、ビッグサイトの利用が大幅に制限され、多数の展示会に影響が出るとみられている。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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