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人手不足の波は宝石加工の世界にも
- 2017/3/21
▲ジェムクレール(山梨県甲府市)の石原隆征氏
石原隆征が経営する宝石加工会社ジェムクレール(山梨県甲府市)には韓国から来た職人が何人も在籍する。日本人の職人は高齢化が進んだ。若い人を雇いたいが、なり手がいない。山梨には宝石加工の職人を養成する公立の専門学校もあるが、企業とのマッチングはうまくいっていない。中小の加工会社が大半を占めるため、学生の卒業にあわせて採用できるとは限らないからだ。韓国人職人たちは腕も良い。熟練者も多いため、仕事を安心して任せられる。「日本人が一番腕がいい、というのは、もう幻想だね」と石原は嘆いた。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。