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スピーカーからイヤホンへ音楽の聴き方が変わる
- 2017/3/15
- 日本オーディオ協会
▲(一社)日本オーディオ協会(東京都港区)の校條亮治会長
「業界に革新をもたらすことが必要不可欠になっている」と語気を強めて話すのは、(一社)日本オーディオ協会(東京都港区)の校條亮治(めんじょう・りょうじ)会長だ。5月13~14日に開催する「OTOTEN AUDIO・VISUAL FESTIVAL 2017」では会場を国際フォーラムへと移動し、ゲストアーティストをしょうへいするなど、イベントの刷新に取り組む。
近年は高音質の音楽再生を可能にした「ハイレゾ」機器の誕生により、関係企業の加盟数も急増。技術の進化が進む一方で、人口減による市場縮小に危機感を強めているという。
業界動向を聞くと、「近年はイヤホンの販売が強く、種類もたくさん出ている」と校條会長。スマートフォンの普及によって音楽を聴く場が「一室」から「個人」へとシフトしているのだという。「かつては部屋に大きなスピーカーを置いて、家族みんなで音楽を聴いた。今は周りに音が漏れないよう、イヤホンで自分だけが音楽を楽しむ。かつての時代を知っている身からすると、少し寂しいな」と漏らした。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。