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日本進出するメキシコ企業をサポート
- 2017/3/9
▲アーロン・ベラ(39)は来日してから10年がたつ
メキシコと日本を結ぶ
メキシコから日本に来て10年がたつアーロン・ベラは、会話でも、文章でも流ちょうに日本語を使う。落ち着いた表情で言葉を選びながら話す語り口は、背負う責任の大きさがなせる業なのか。
職場はメキシコ大使館商務部。メキシコに進出する日本企業や、日本に進出するメキシコの企業をサポートする。降って湧いたようなトランプショックに戸惑いながらも、風評被害の解消に力を注ぐ日々だ。
「メキシコから撤退する日本の企業は現時点で1社もありません」「NAFTA(北米自由貿易協定)は今も機能しています。国家間の協定は片方の都合で、突然止めることはできません。
万が一、解消に向かったとしても、一定の時間をかけながら手順を踏んで進めるものなのです」メキシコと日本を結ぶ縄は、アーロンの掌でしっかりと結ばれている。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。