近い未来の食卓を想う【365文字の編集長コラム】

  • 2019/10/27

 昆虫食専門の飲食店が、近所にある。これほど、すぐになくなると思った店はなかったが、恐らくもう1年以上続いている。国連が推奨し、高タンパクで、味も良いという話を聞くが、積極的に食べようと思ったことはまだない。▲大豆やえんどう豆からつくった人工肉も、未来の食材ではなくなった。天然魚の減少を補う養殖場では、水質環境を整えて魚の成長を促進する機械の導入が進む。我々が口に入れるために、短い一生を早送りで生きる魚のことを思うと複雑な気持ちになるが、そんなことを気にするなら、すしなど食べるなということなのだろう。▲昨年初開催された「鳥獣対策・ジビエ利活用展」では、林業従事者の減少で里山が荒廃し、鳥獣被害が増加してジビエ肉の供給が増えたと聞いた。世界の課題は人口増加、日本の課題は人口減少。我が家の食卓は、どちらの潮流にのまれるのが先だろうか。



国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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