鍛圧機械の専門展示会 @ MF-TOKYO(プレス・板金・フォーミング展)

MF-TOKYO 2019(第6回プレス・板金・フォーミング展)
会期:2019年7月31日(水)~8月3日(土)
会場:東京ビッグサイト
主催:(一社)日本鍛圧機械工業会/日刊工業新聞社
出展者数:253社
来場者層:自動車用部品などのメーカー、金属加工会社

中小零細工場の自動化加速

 鉄板を引き延ばして加工するプレス機や板金加工機などの金属加工機械を集めた展示会「 MF-TOKYO (プレス・板金・フォーミング展)」では、中小、零細のプレス加工業者が、自動化や省人化を実現する最新機械の情報収集に訪れた。人手不足を背景に製造ラインの自動化はすでに中小企業でも進んでいるようで「顧客の大半は導入したいというよりも、導入せざるを得ない状況」と話す出展企業の担当者もいた。

▲吸着パッドで製品を動かすシュマルツの搬送機械

 ドイツの搬送機器メーカーの日本法人シュマルツ(横浜市)のブースには、自動車用部品メーカーの生産部門や現場担当者が訪れた。自動化により人の手を減らしたいという相談が大半で、生産ラインの稼働状況を外部からチェックできるシステムに関心が集まった。トラブルが起きたときに状況を外部から判断できるため、ラインを止める時間を短くできることが喜ばれるという。「自動化のニーズは、家族経営をしているような町工場にもある。我々の予想をはるかに超えるスピードで広がっている」(白井辰樹さん)

 検査装置を製造するユタカ(大阪府東大阪市)に訪れたのも、自動車用部品メーカーの担当者が大半だった。最近はボルトとナットの間に挟むワッシャーの検査に関する相談が多いことから、会場ではカメラを搭載したねじの検査装置を展示した。モノづくりの現場で多品種小ロットの生産が主流になるにつれ、チェック項目が増えたことが、検査の自動化に対する要望につながっているようだ。「検査機は商品を生み出さないため費用対効果を求められるが、大手から中小まで会社規模にかかわらず導入が進んでいる」(安田直貴さん)

EVへの期待度に明暗

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