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EV関連の需要高まる[口コミ]@人とくるまのテクノロジー展 前編
- 2019/8/10
会期:2019年5月22日(水)~24日(金)
会場:パシフィコ横浜
主催:(公社)自動車技術会
出展者数:624社
自動車技術の総合展「人とくるまのテクノロジー展」には、自動車部品を中心にさまざまな商材が集まった。全国各地から624社が出展、自動車や部品、車体メーカーをはじめ、サプライヤー、開発や品質管理の担当者、自動車好きの一般来場者などがブースを訪れた。EV化の流れは技術関連の企業にも影響しており、自社の製品をEV対応させる、自社の技術を生かし新たな需要に備えるといった企業が目立った。しかし、ガソリン車やディーゼル車にもまだ一定の需要があることも確認された。
来場者の意見が二分化

協和合金(横浜市)
変速機部品メーカーで、EV用の変速機をPRした。今は実験車両で使用される段階だが、ガソリン車と同様に多段の製品が必要になると考え生産している。自動車メーカーやミッションを造っているメーカー、EVバイクレーサーなどが来場した。
「モーターの高回転化で対応するので変速は不要」という意見もあれば、商社やトラック系から「3段や4段が欲しい」という意見もあり、来場者は二分化している。ブース来場者は2日目までで90人程度。
EV関連の出展増えた

小山ガレージ(横浜市)
自動車研究に用いる部品を扱う。10回以上出展しているが、最近はEV関連が増えてきた。ガソリンやディーゼルでは環境対応への要望が多く、そのための試験装置などを求められる。ブース来場者数は前年に比べると少々増えた印象だ。
技術系が多く来場
IHSマークイットジャパン(東京都中央区)
自動車に関する情報、市場の予測データなどを提供している。来場したのは自動車メーカー、部品サプライヤー、商社など。部署としては技術系が多く、企画系の人もいた。事業計画を立てたい人や、新しいビジネスに参入を考える人による情報収集が多い。サプライヤーからは、部品が将来どうなるのか、技術はどうなるのか、中国ではEVがどの程度増えるかなどの質問があった。ブース来場者数は、ここ4、5年は毎回200~300人程度。
主要メーカー一通り会えた

トーホーエンジニアリング(名古屋市)
走行実験用の冷却ファンを製造している。来場者は走行試験に関わる装置メーカーが多い。ドイツ製なので製品を見たことがない人もいるが、走行実験に関係する人が足を止める。
走行実験において最近EVは排ガスより音が中心となっている。音や振動の検査が増えており、音のより小さいものが求められるようになった。
名刺交換枚数は3日間でだいたい30社くらい。主要メーカーは一通り来て、商談見込みもあり、具体的な引き合いも出た。