▲毎月開催される地域住民向けの説明会は布施でもおこなわれる

権限の委譲がコストを下げる

地方創生の手段として用いられることが多い、空き家活用による宿泊施設運営だが、他地域に横展開できる事業モデルはほとんどみられない。大阪・西九条で生まれた「セカイホテル」は、今、東大阪市布施地域という2つ目の拠点をオープンし、モデルの移植に挑戦する。

チームには開発のプロ必要

失敗事例によくみられるのは、実施者が「開発のプロではない」ということです。古民家にDIYやリノベーションを施して活用する企画がよくあります。規模は小さくても、やることはデベロッパーの仕事と一緒です。つまり、企画、広報、マーケティング、ブランディング、不動産、設計、施工、運営、経理、人事、採用、総務などが必要になります。脱サラした人や、学生たちが集まって地方でなにかしようとしているというレベルでは、圧倒的に専任者が足りません。

開発が絡むと実施者がどれだけ役割を果たさなければならないか、専任者を用意しなければいけないか、ということが大切です。チームに開発のプロが必要になります。

業界ヒエラルキーもよくみられる障害です。これが、費用を膨れ上がらせます。例えば、昔からある銭湯を残し、それを軸に人を呼び込みたいと考えたとします。銭湯の改修工事とデザインの選定、改修工事をしたあとの運用のブランディング・企画を民間でやろうとしたら、膨大な金額がかかります。下手したら何千万円では足りないかもしれません。

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