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- まかせんしゃい井上 15年のベテラン営業社員研修も【展示会会場立ち話】
▲実演販売士 まかせんしゃい井上さん
まかせんしゃい井上さんは実演販売歴15年のベテラン。スーパーやショッピングモール、ホームセンターといった店舗で実績を積み、展示会の仕事をするようになったのは自ら会社を起こした7年ほど前からだ。今では、年間30件の仕事を受け100日ほどを展示会場で過ごしている。
「実演風プレゼンテーション」が、ウリだ。徹底的に商品を理解し、実演販売で身に付けたスキルと熱意で伝えると、人だかりができることも多い。「この会社の社長さんですか?」と言われるのが、最大の褒め言葉だ。最近、展示会で知り合った企業から、営業社員向けの社内研修も依頼されるようになった。
一昔前に元芸人という肩書をもった人材がこぞって業界に入ってきたこともあったが、残っているのは一握り。あくまで主役は商品であり、求められるのは裏方であることの意識や誠実さだと、自社に所属する15人のスタッフにも伝えている。
目標は、海外の展示会で日本の伝統文化や技術をプレゼンすることだ。東京オリンピックの翌年に世界に出るつもりだ。
「海外の展示会に出たこともないし、英語も話せない。でも、表現力は言語も超えるはず。来場者を驚かせて、日本の伝統文化を広めることができたら最高」