研究発表を締めくくるまだ見ぬ仲間の存在

加藤吉祥さん(24)は来春、子育て支援事業を行う企業への就職が決まっている。これまでは筑波大学の大学院で生物学の研究に明け暮れたが、全く畑違いの仕事を選んだ。「誰に何もとがめられることなく好きな研究に没頭できた」とふん切りがついた様子だ。

1日、パシフィコ横浜で行われた日本分子生物学会年会で「高エネルギー条件における線虫C.elegansの寿命短縮についての研究」という研究発表を行った。大学から修士課程まで3年間追い続けた研究を、この日の発表で区切りをつけた。

当日、会場でどうしても会いたい人がいた。面識はないが同じテーマで研究をしている先輩研究者が同じ場所で発表するのだそうだ。

「最後に存分に語りたい」二人にしか分からない世界で時間を過ごし、研究生活の最後を締めくくるということだ。


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る