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▲寝たきり状態の介護対象者向け用品に注目が集まった
寝たきり向け入浴機器に関心集まる
介護福祉士展に2万2111人
▲体験・試乗する来場者も多かった
西日本国際福祉機器展実行委員会(福岡県北九州市)が主催する「西日本国際福祉機器展」が、11月16~18日、西日本総合展示場新館(福岡県北九州市)にて開催された。高齢者・障害者福祉にかかわる介護福祉用具や関連機器、健康関連の128企業・団体が出展し、前回より2208人多い2万2111人が来場した。福岡県を中心に九州、中四国地域から多数参加し、そのうち一般は4割弱、学生などが2割弱、残りは福祉施設関係者や病院、建設、行政などに関連する人たちだった。
車いすや移動用機器、福祉車両、コミュニケーション機器、介護関連の日用品や食品などの幅広い商品が展示され、情報交換が行われた。中でも、ウェルケアベッド(東京都新宿区)のベッドに寝たまま入浴できる設備や、家庭用掃除機を用いて吸引が可能で数万円で購入できるガードナー(福岡県福岡市)の、服を着たまま洗髪できる装置などに注目が集まった。
従来は、大きな施設向けの100万円単位の商品が中心だったため、こうした商品に魅力を感じる人が多かったようだ。北九州観光コンベンション協会事業部事業課事業担当課長の立石益男氏は「寝たきり状態の介護対象者の入浴は需要が多く、なかなか予約ができない問題もあり、関心を呼んだ」と話している。また、会場では延べ44テーマでセミナーも実施され1828人が参加した。女優小山明子氏は「介護体験セミナー」に登壇。大島渚監督の介護において苦労した点などを語った。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。