ポートメッセなごや移転計画、半年遅延 昨年稼働率は46.6%に

 名古屋市が進める名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)の第1展示館の移転改築について、当初計画の半年ほど遅れる見込みとなっている。事業コストを削減するため、2022年4月から営業を開始する予定だったものを同年秋ごろに延期する。

 ポートメッセなごやは港区の金城ふ頭にある国際展示場。設立は1973年で、老朽化を理由に移転改築することが決まっていた。新たに建設する場所は同じ金城ふ頭だが、移転により展示面積は現在より6000平方メートル広い2万平方メートルとなる。16年度のポートメッセ全体の稼働率は46.6%。2号館は53.7%、3号館は64.6%だったが、1号館は21.4%にとどまっている。愛知県内の展示会場の動向を見ると、県は19年に常滑市にある愛知国際空港の隣接地に6万平方メートルの大規模国際展示場を新設する計画を進めており、県内の展示施設は急速に充実することになる。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材。

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