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会議をエンタメ化するAI
- 2017/10/26
▲開発者のヴァンサン・ブルーノ氏は10年のキャリアを持つプロのマジシャンだ
日本に商機見いだす仏ベンチャー
会議を活性化させるためのシステムを開発するフランスのITベンチャー、マジェンシー(日本法人・東京都港区)が、日本展開を強化している。2015年に設けた東京オフィスは日産、トヨタ、武田薬品、三菱UFJファイナンシャルグループなど、大手を中心に社を顧客にする。
会議参加者はテーマに対して述べられた匿名のチャットメッセージを見ながら、賛同や反対の意思表示をする。通常の会議で発言しにくい立場の人でも、気軽に意思を表明できる仕組みだ。賛同が多く集まったメッセージは、生き物が増殖するように文字が大きくなり、視覚的に楽しませる要素を盛り込む。
創設者のヴァンサンブルーノ氏は、10年のキャリアを持つプロのマジシャンだ。聴衆を巻き込むコミュニケーション技術をITで商品化しようと2011年に同社を設立した。9月28日にフランス大使館で開催したイベントでは、「全世界でミレニアル世代が働き手の中心となる2025年以降は、集団知性が開発の中心となり、個が基本となる」と述べ、コミュニケーションツールの重要性を話した。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。