光沢感を数値化する装置

  • 2017/10/12

▲パパラボ(静岡県浜松市) 加藤誠社長(60)

自動車メーカーが採用

金属や塗装の光沢感、素材表面の凹凸感、木材の木目などを数値化する計測装置を製造するのはパパラボ(静岡県浜松市)だ。これまで人間の目視だけで行われてきた品質調査を、装置が算出する数値で均一にする。色と質感を定量化する技術を、2015年に製品化した。今のところ競合商品はなく、価格は500万円だ。国内ではダイハツ工業、海外では有名時計製造メーカーで採用されているが、まだ、導入先は限られており、量産化を目指す。

当初は、遠隔医療で用いるために静岡大学が人間の表情を正確に届ける映像技術として開発したものだ。だが、競合した大手カメラメーカーとの間で技術力に差があり、映像処理システムとしての開発を断念した。その後、方向転換し、現在の製品にたどり着いた。

需要を探るために昨年初めて出展したJASISでは、食品関連会社からたくさんの反響があった。「今年は、ダイハツ以外の大手自動車メーカーや塗料メーカーとの商談が盛り上がった」(加藤誠社長)

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る