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記者の目(14)
- 2017/10/12
カメラの前に立つポーズにも国民性が表れる。路上に座り、片膝に肘をつく白人男性。腰を180度ねじり、振り向きざまに口角を上げるアジア女性。韓国では、プロのカメラマンが個人旅行に帯同して写真を撮るサービスが流行すると聞く。
週末、歩行者天国となる銀座・日本橋間の道のりは、各国から訪れた旅行者の撮影スポットとしてにぎわう。手元にはユニクロとマツモトキヨシの買い物袋。百貨店の紙袋は少ない。姿勢を保つのに疲れたアパレル店のドアボーイの目が虚ろだった。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。