長谷川遼平のイベント取材日記(21)

  • 2017/9/12

人数こそイベントの価値

もっとも出展者数が多い展示会は何か。ある造作会社いわく、「ギフトショー」だという。では、もっとも人が多い展示会は何か。いわく、「コミックマーケット」だそうだ。

コミックマーケットは世界最大規模の同人誌即売会で、毎年8月と12月の2回、東京ビッグサイトで開かれている。今年もつい先日、11~13日に開かれたばかりだ。
11日に会場を訪れた。会場に到着したのは15時ごろ。これまで多くの展示会に参加してきたが、これほど人が多いイベントはこれまでにない。会場内も歩く場所がないほど人があふれている。来場者数は3日間で50万人。なるほど、これが日本一影響力の大きなイベントか。

展示会の価値で言えば、来場者の数、商談の件数、質…とさまざまある。人が多くても、商談につながらない展示会もある。だが、それでも、人が集まる展示会には、人を引き付けるだけの魅力があり、それはイベントそのものの価値とも言える。

そんな動機から今号では、イベントの来場者数によるランキング企画を実施した。日本で最も注目される、人を引き付けるイベントとは何か。そこにどんなビジネスチャンスがあるのか。そんな目で見てもらいたい。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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