自走式水田除草ロボット【玉川エンジニアリング】

  • 2016/11/13

合鴨ロボットが水田掃除

伝統農業をロボットが継ぐ時代になった。建築・土木の玉川エンジニアリング(福島県会津若松市)が会津大学と共同で開発を進めるのは、自走式水田除草ロボットだ。合鴨(あいがも)農法からヒントを得たもので、水田に放つことでロボットが泳ぎ回り、雑草の種子が土壌に定着するのを防止し、除草効果を生む。

合鴨農法とは水田に合鴨の若鳥を放ち、雑草や虫を食べさせることで稲を守る手法だ。生態系を保ちながら無農薬栽培できる一方で、合鴨が逃亡しないようネットを張ったりするなど、投資費用が高いという課題もある。同商品に除草作業を代用させることで、投資費用をかけずに合鴨農法と同じ効果を生むことができるという。 玉 川エンジニアリングの鶴見裕樹氏は「虫を食べることはできないが、稲を傷つけずに除草ができる。まだ開発途中だが、数年後には実用化できそうだ」と語る。

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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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