▲ifia japanの出展者向け説明会で講演する島原事務局長

歯に衣着せぬ物言いをする人は、見ていて気持ちのいいものだ。5月24～26日に食品化学新聞社（東京都千代田区）が主催する「ifiaJAPAN」の出展者説明会で講演した（一社）新日本スーパーマーケット協会（同）の島原康浩事務局長も、思ったことを率直に言ってしまう素直な人物である。

ifiaJAPANは食品素材や添加物に関する展示会で、キユーピーなどのメーカーが出展している。一方の新日本スーパーマーケット協会が主催するのは、小売・中食・外食産業の展示会「スーパーマーケット・トレードショー」。角度は違えど、同じ「食」を生業としていることから親交も深く、説明会にお呼びがかかったのだろう。

ところが、いざ講演がはじまると、島原事務局長は開口一番「ifiaJAPANは最近元気ない」と言ってのけた。たしかに、昨年開催時には東京ビッグサイトの西１・２ホールだった会場が、今年は東７・８ホールになるのだから、傍から見ると失速感は否めない。

かたやスーパーマーケット・トレードショーは2015年にビッグサイト東全館、翌年に東西全館、今年は幕張メッセ全館と好調を維持しているものだから、ifia主催者も苦笑いするしかない。

国際イベントニュース　編集部　長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やＩｏＴなど、新産業を専門に取材中。