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食の生産者と消費者が触れる機会
- 2017/5/10
- 日本ホビーショー, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
▲(一社)流通問題研究会(東京都港区)の橋本佳往専務理事(63)
「ホビークッキングフェア」は、食品メーカーや生産者が、一般来場者に向けて食材、調理法、盛り付けなどを伝えるイベントだ。「日本ホビーショー」の会場内で併催するため、企業にとっては、普段直接話すことができない一般消費者と接点を持てる機会だ。
「ホビークッキングフェア」は今年10年目を迎える。「日本ホビーショー」の会場内で併催されてきたもので、前回は110社150小間が出展した。
出展する食品メーカーにとっては、消費者と直接触れ合える機会であることに意味がある。普段は、小売りや流通系のバイヤーが直接の顧客となるため、彼らに買ってもらいやすい商品づくりに陥りやすい。消費者の声を直接聞く機会を作ることは、メーカーにとって難しいものだからだ。
会場では来場者が参加する体験教室やプロの料理家が実演するイベントが多数行われる。出展メーカーはそこで得られる消費者の反応を来場するバイヤーたちに見せ、商材の可能性を伝える。「手作りに対する意識が高い『日本ホビーショー』の来場者は、料理に対しても高い関心を持っている。そのため、出展者はマーケティングがしやすい」と主催の(一社)流通問題研究会(東京都港区)の橋本佳往専務理事は話す。
今年は、北海道の食品関連会社が集まった北海道ブースも設ける。研究会が北海道と共同で進めてきた食品生産者のための研修事業「フード塾」の研修生や卒業生も参加する。来場者はその場で商品を購入することもでき、大規模物産展としても楽しめる。
第 10 回 ホビークッキングフェア
会 期:4月27~29日
会 場:東京ビッグサイト東4ホール
同時開催:日本ホビーショー
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。