「下水道展」過去10年で最大規模に

(公社)日本下水道協会(東京都千代田区)は、8月1~4日に開催する「下水道展’17東京」の開催規模が過去10年間で最大規模に上ることを明らかにした。

出展社数は昨年時を73社上回る350社となり、出展数も180小間増の1102小間に達しているという。今年が30回目となる記念大会であるほか、日本の下水道が世界ブランド化を図り、海外来場者の誘致に注力していたことが奏功したとみられる。

下水道展は、管理者である地方公共団体を対象に、最新の技術や機器を紹介するためのイベントだ。商取引の場であるほか、業界関係者同士の交流や学生など業界外に対する情報発信の場ともなっている。1981年に(一社)日本水道工業団体連合会が初めて開催し、87年からは日本下水道協会が主催している。今年は同協会主催大会として30回目を迎えることになる。

今回は初の試みとして、会場で実施される下水道研究発表会を、外国人来場者に向けて英語でセッションする。水ビジネスに取り組む外国人との交流を促進するほか、海外事業に取り組む日本人材を育成する狙いがあるという。

また、出展者への採用支援として、水ビジネスに関心を持つ学生とマッチングさせるセミナーも実施する。若手世代の獲得に悩む出展者に向けて、イベントを通じて人材確保を手助けする。

会場は東京ビッグサイト4~6ホール。また、2018年は北九州市の西日本総合展示場での開催が決まっているという。

日本下水道協会の曽小川久貴理事長は「業界全体が盛り上がるよう、多くの人を巻き込むイベントにしていきたい」と意気込みを語った。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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