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語る風景(2)
- 2017/5/9
37年前の今日、東京都中央区銀座3丁目の道路脇で、トラック運転手が風呂敷に包まれた現金1億円を見つけた。警察に届けたものの、落とし主は現在も不明のまま。結果、1億円は運転手のもとへ転がり込んできた。この「一億円拾得事件」は昭和の珍事として語り継がれている。
20日、福岡市の駐車場で、男性会社員が現金3億8000万円を強奪された。被害者男性が現金を車に入れようとしたところ、催涙スプレーを噴きかけて奪った。犯人は同日中に御用となったようだが、大金をたった1人で取り扱うのはいかがなものか。
一億円拾得事件の運転手・大貫久男さんは、事件が報道されたことで脅迫を受け、自宅に警備員を雇って11日間も籠りきったとの逸話がある。雨垂れ落ちはさんずの川。北朝鮮情勢で揺らぐ中、警戒を怠るなとの戒めにしたい。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。