IR推進有識者が初会合

  • 2017/4/26

6日、政府は統合型リゾート(IR)施設の制度設計を検討するための有識者協議会を初めて開いた。施設の建設にはMICEなど観光施設を併設することを義務付けるなど、制度の大枠について話し合われた。

会合は、観光分野に詳しい一橋大学大学院の山内弘隆教授のほか、大学教授や弁護士らが参加した。今後は毎月2回程度会合を開き、今年夏ごろまでをめどに制度の概要を取りまとめる。

IRは日本の観光戦略の一環として法案の整備が進められている。有識者協議会でまとめられた制度の大枠は、早ければ秋の臨時国会にも提出される予定で、2020年以降に全国で2~3カ所の施設が設置される見通しだ。

有識者会議ではシンガポールなど海外のカジノ施設の事例を参考に、日本での運用について議論していく。シンガポールではIR施設に年間およそ6500万人来場しているといい、雇用促進にもつながっているという。一方で、ギャンブル依存症の危険性などから法案に慎重な意見もある。

 


p1050331

国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る