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記者の目(3)
- 2017/3/28
介護業界の展示会「ケアテックス」で、商品買い付けのために中国から出展するブースを見かけた。彼らはこれまでに何度も来日して展示会に足を運んだが、契約を結べなかった。担当者の名刺だけでは日本の企業の信用を勝ち得なかったのだ。ブースには、政府系機関だったり、香港市場に上場する建材メーカーの子会社だったりと、自らの出展母体を説明する日本語のパネルが掲げられていた。費用をかけた効果はあったようで、日本人との商談が続いていた。展示会の使い方もいろいろあるのだ。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。