東京ドームの1塁側ベンチ裏にあるブルペン。出番を控えた中継ぎ、抑えのピッチャーが肩を温めるために投球練習をする場所だ。マウンド、ホームベース、バッターボックス、ネット裏で首脳陣が投球を確認するスペースはすべてシーズンのまま。巨人ファン、野球ファンならずとも、一度は覗いてみたい空間だが、世界らん展の会期中は、備品置き場として使われる。

現場を担当する女性によると、写真を撮っていく関係者は少なくないという。誰もがうらやむ業務だが、女性はここが何をする場所なのかよく知らないし、あまり興味もないようだった。「試合の前に練習、よね」

国際イベントニュース編集長　東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。７年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。