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『HOTOPIA』カイロいらずの発熱衣服
- 2017/2/16
▲発熱機能を持つ導線繊維が埋め込まれたベスト
繊維のように細い導線を織り込んだ発熱機能を備える衣服『HOTOPIA』を開発するのが、三機コンシス(東京都江戸川区)だ。専用の小型バッテリーと接続することで発熱し、最大8時間利用できる。再充電も可能で、スマホで温度調節などの操作が可能だ。
HOTOPIAは導電性繊維で織りこんだウェアラブルヒーターで、高い伸縮性と、即座に温まるという性質がある。同社では導繊維を埋め込んだ衣服の販売を行うほか、OEM生産にも対応する。
生産を開始したのは6年ほど前で、現在はカジュアルジャケットやフォーマルベスト、スポーツウェアなどさまざまなタイプの衣服を販売している。手洗いでの選択も可能だといい、直接肌に触れる下着やタイツも生産できるという。
同社の松本安正社長は「単なる衣服ではなく電子製品なので海外での生産は難しい。汎用性の高い商品なので、今後衣服以外に活用することも十分考えられる」と語る。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。