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観覧有料制の花火大会が熱い
- 2017/2/16
▲全国の花火大会の応援に奔走する吉田道信氏
札幌市東区にあるモエレ沼公園では、2012年から「芸術花火」というイベントが開催されている。あえて「花火大会」と呼ばないのは、プレミアム席7000円、一般席3300円の入場料を徴収するからだ。どこでも見られる花火では人が集まらないため、内閣総理大臣賞を受賞する全国屈指の花火会社を呼び、照明と音楽の演出で盛り上げる。昨年は2万人の来場者が訪れた。
イベントを主催するのは市民の有志だ。運営経費は入場料売り上げとスポンサー収入で賄う。「音楽フェスに触発された、地方発のイベントに勢いがある」と話すイベント設営大手のカナモト(東京都港区)の吉田道信も、実行委員の応援団として奔走する。名ばかりの地方創生とは異なり、関係者の熱が地域を盛り上げる。
国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。