TOKYO AUTO SALON
【開催概要】
会期:1月16日(水)~18日(金)
会場:東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:1002社
来場者数:11万6244人(同時開催展含む)
併催:ウェアラブルEXPO、スマート工場EXPO、ロボデックス-ロボット開発・活用展

来場者のメインは技術者・経営者

自動車業界の先端技術展示会「オートモーティブワールド」で、来場者の関心は軽量化技術に向けられていた。EV車に搭載されるバッテリー電池が重く、燃費の向上と走行距離を延ばすためには、他を軽量化するのが近道だからだ。出展する素材加工会社は、軽量化を実現する技術をおのおのアピールした。

ウレタン、ゴムなどの化学製品メーカー、イノアックコーポレーション(名古屋市)は発泡素材の加工技術を展示した。遮音・断熱・振動防止などの目的で多くの自動車メーカーで採用される素材だが、軽量化にも効果があることを周知した。トヨタ、日産、ホンダといった大手メーカーの担当者がブースを訪れた。

機械部品を設計する三協オイルレス工業(東京都府中市)には薄くて強度のある鉄板、いわゆるハイテン材(高張力鋼板)を求める来場者が多く集まった。これまでは車ボディ用の金型を作り、ガソリン車にもEV車にも使われてきた。今後、樹脂素材やカーボンなどとの複合材になる可能性も高く「その場合新しい素材へ対応を迫られる」(桜井秀夫さん)ため、来場者の言動を注視していた。

検査計測システム部が出展した繊維メーカーのクラボウ(大阪市)には、すでに取引のある基盤メーカーの担当者が訪れた。スマートフォン、車載製品、LED関連の部品に使われることが多く、特に車載関連の取引は伸び率が高いという。

ゲーム用の音声を開発してきたCRI・ミドルウェア(東京都渋谷区)にも、EV車の開発担当者が多く訪れた。EV車のエンジン音が極めて小さいため、安全面から何らかの音を鳴らしたいという要望だ。「大手自動車メーカー、大手部品メーカーさんの担当者と会うことができた」(滝口誠部長)

 

さてさて、出展者の皆さん、今回どうだった?


EV車の部品製造のヒント得た

浜名湖電装(静岡県湖西市)

 デンソーグループの一社。来場者は、ハイブリッドやEV車などに対応できる自動車部品や、省燃費につながる部品を求めている。自動車部品のトレンドは小型化、軽量化。我々の巻き線技術は、コイルを半分にし、限られた面積で多く巻くことができる。


車載の通信機器PRできた

アバゴ・テクノロジー(東京都目黒区)

 本社は米国。車載半導体を製造している。特に車載のイーサネット(LANに使われている通信規格)など、コミュニケーション用の半導体を手がける。
 自動運転技術やコネクテッドカーの車載部品が増えると、さまざまなセンサーデータがリンクするネットワークが求められる。以前は10メガくらいだったが、今後は100メガは必要で、外部とつながるイーサネットが主流になる。
 日本での実績はまだまだだが、今年我が社が作ったイーサネットの規格が組み込まれた一部の国産車が販売される。

他出展企業の声や、競合展示会の情報は、後編記事へ続く。

出展企業に聞きました!vol.32 オートモーティブワールド2019(後編)


国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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