フィアンセと籍をいれるため訪れた場所に、命を奪おうとする者が待つことを知っていたのだろうか。トルコのサウジアラビア総領事館で殺されたジャマル・カショジ氏が、密室で殺害されるまでに至った様子をウェアラブル端末が録音し、フィアンセに渡したスマートフォンに様子が届けられていたという報道だ。真相は知る由もないが、その後のサウジ政府の発表は、前言撤回の繰り返しで、信ぴょう性はまるでない。
剛腕を振るう者が権力を持ったのか、権力者が力を証明するために、強引な行動をとるようになったのか。盟主といわれたような国が競うようにチキンレースにエントリーする、なんとも落ち着かない時代だ。
スマートフォンが預けられていなければ、一人の記者の失踪事件で片付いていたのかもしれない。恐らく、彼の名を知ることもなく、サウジを覆う暗雲に気がつくこともなかった。

特集【365】へ

【365】Amazonとは戦わない、小売業での挑戦


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

関連記事

コメントは利用できません。

 

おすすめ記事

グループ会社

全国賃貸住宅新聞社

ページ上部へ戻る