展示会経験ない企業に販路拡大の機会を提供するやまぐち産業振興財団【自治体の出展戦略】

 
  • 2020/11/2

やまぐち産業振興財団(山口県山口市)
@東京インターナショナル・ギフト・ショー、機械要素技術展、危機管理産業展、エコプロ、メッセナゴヤ、スーパーマーケット・トレードショー、FOODEX JAPAN

▲やまぐち産業振興財団(山口県山口市)は1983年に設立された

年間10件の展示会へ出展 今後は航空宇宙産業を狙う

 山口県内の産業技術の振興のため、展示会出展をサポートしているのが、やまぐち産業振興財団だ。県庁の商工労働部の委託事業として、約20年前からさまざまな分野で県内企業の展示会出展を支援している。

 出展する展示会のジャンルはさまざまだ。事業開始当初は製造業をPRするために「機械要素技術展」へと出展。その後は「危機管理産業展」や「東京インターナショナル・ギフト・ショー」、「エコプロ」、「メッセナゴヤ」、「スーパーマーケット・トレードショー」、「FOODEX JAPAN」など大規模展示会へと積極的に出展を続けている。ターゲットは国内だけでなく、海外展示会への参加にも意欲的だ。3年前からはタイのバンコクで開催されている金属加工や工作機械の展示会「METALEX」やシンガポールの日本食見本市「Food Japan」などに出展しているという。例年は年間約20件の展示会に出展していたが、今年度は予算の都合上10件まで。同財団の寺本竜人さんは「これまで展示会に出展したことのない企業を優先的にサポートしている。できるだけ多くの企業に県外の販路を伸ばしてもらいたいためだ。他県のブースと比べて山口県のブースは新規出展が多い。人材育成を兼ねた取り組みだと自負している」と語る。

▲「展示会に出たことのない企業を優先的にサポートしている」という寺本竜人さん

 今後は航空・宇宙分野に注力する予定だ。現在県内の機械加工、板金、表面加工、熱処理、非破壊検査など6社の企業で連携を図る『山口県航空宇宙クラスター』を結成しており、同分野で使用される部品などの開発を進めているという。「山口県にはプラントが多く、大規模な加工ができる企業が他県よりも多い。この強みを生かして、航空宇宙分野の産業を伸ばしていきたい。既存の航空業界に割って入るのは難しいかもしれないが、宇宙産業ならばチャンスはあると考えている」(寺本さん)


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