棚田の後継者を見つけたい【自治体の出展戦略】島根県

 
  • 2020/9/15

島根県農林水産部
@ エコプロ

▲「棚田での農業そのものがエコだ。農薬や農業機械を使わない。手間暇がかかる難しさはあるが、棚田の未来を担う人に働きに来てほしい」(廣川正英さん)

 島根県農林水産部は、「エコプロ」に設けられた日本の棚田共同展示コーナーで、全国12地域の棚田関係者と地域の特産品をPRした。棚田の魅力を伝えることともに、深刻な後継者不足対策として出展を決めた。棚田で働く人の平均年齢は72歳で全国トップとなっている。

 島根の田んぼの8割は、山の斜面や傾斜地を切り開い階段状のものだ。近年は自然災害の多さが際立つが、棚田を維持することで地滑りが起こりづらいというメリットがある。見栄えの美しさから、インバウンドも含めた新たな観光資源としても期待されている。国もその棚田の保護を推進するため、2019年の11月に棚田地域振興法が制定された。

 棚田で取れる米は、水源近くのきれいな湧き水や昼夜の寒暖差、農家による手作業の刈入れや天日干しにより最高品質の米が生産される。だが、少量生産のためブランド化がままならず、販売先も確保されていることから地元農家は市場開拓に消極的だ。

 観光でも島根は苦戦する。出雲大社と、美肌の湯として知られる玉造温泉がインバウンド集客の要だ。また、隣の鳥取県と連携し、米子港から大型周遊船を運航させる予定だ。


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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