食文化を基軸にしたまちづくり【自治体の出展戦略】三重県志摩市
- 2020/9/8
志摩市政策推進部(三重県志摩市)
@ エコプロ

志摩市政策推進部(三重県志摩市)は、2019年「エコプロ」に初出展した。前年、国から「SDGs未来都市」に選定されたのがきっかけだ。SDGsは、持続可能な開発目標だ。「SDGs×地方創生」コーナーで、食文化を未来につなぐ街づくりをPRした。
志摩市はかつて、アワビ、サザエ、エビなどの高級海産物を朝廷に納めていたことから、御食国(みけつくに)と呼ばれた。経済面では食文化を体験できる観光、環境面では豊かで美しい沿岸環境の再生、社会面では世界文化遺産への登録を目指し、環境問題や超高齢化などの課題解決を打ち出す都市が多い中で、一線を画した。
16年に開催された先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、伊勢神宮に代表される日本の伝統文化を世界にPRできることが選定の理由となった。メイン会場の賢島が本土と2本の橋のみでしかアクセスできない交通規制のしやすも好材料となった。「日本ジビエサミット」「ツーリズムEXPOジャパン」にも出展する。
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20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。