パリの日本文化発信基地「エスパス・ジャポン」の今 @フランス【8月5日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】
- 2020/8/8
ロックダウンで急遽イベント延期されるも、来年の予約は盛況状態

フランス・パリにある日本専門の文化センター「エスパス・ジャポン(Espace Japon )」は、パリ在住の日本人なら知らない人はいないといわれるほど広く親しまれる施設だ。経営しているのは、日本語新聞「OVNI」を発行しているイリフネ社。施設には小規模なギャラリースペースがあり、生け花や折り紙、書道、日本料理など日本の文化に関する展示会やイベントが定期的に開かれている。併設されたカフェでは日本食も提供されており、まさにパリにおける日本文化の発信基地である。今回は、そんなエスパス・ジャポンが新型コロナウイルスによってどのような影響を受けたのか、取材した。
フランスは欧州の中でも感染被害が大きかったため、ロックダウンの実施や警察によるパトロールの実施、罰金制度の導入など、厳格な措置が取られていた。これにより、通常は一年前から予約が入るほどの人気を誇るエスパス・ジャポンのギャラリースペースも全てのイベントが中止。また、ロックダウンの実施が急に発表されたため、当時開催中だった展示会も即時中止となり、主催者は日本へ急遽帰国するなど、混乱を招いたという。
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【特集】新型コロナウィルスがイベント、展示会産業に与えた影響